こんにちは、にとろです。
シーズン4お疲れ様でした。久しぶりに2100に乗ることができたので構築記事を書くことにしました。
並びはこちら
[構築経緯]
メガゲンガーの催眠術や、メガギャラドスの滝登りによる怯みで負けることを嫌ったため、スカーフゲッコウガを採用することで上から確率を押し付けて勝つ構築に対して負けないようにした。
そしてシーズン4からメガバシャーモが解禁されたため、比較的安全に受けきることができるHBカバルドンを採用し、この2体から組み始めた。
組み始めは6世代のカバリザの並びになったものの上手く勝ち切れなかったため、構築を改めて考え直してみた時にシーズン2に考えた構築のラストピースに毒々ウツロイドが当てはまるのではと急に思いつき、実際にレートに潜ってみたところスムーズにレートを伸ばすことができた。
[個別解説]
性格:腕白
実数値:215(252)-132-187(252)-×-93(4)-67
技構成:地震/氷の牙/欠伸/怠ける
メガバシャーモの台頭によりHDでは飛び膝蹴りが受からないのでHBでの採用。
技構成は最大火力の地震、ランドロスや身代わりを採用したメガボーマンダに対しても有利に立ち回ることができる氷の牙、相手を流したり裏の起点にするための欠伸、回復ソースの怠けるの4つ。
欠伸、氷の牙の枠はバトン系統が多かったのでステルスロック、吹き飛ばしの方が良かったかもしれない。
メタグロスやゲッコウガと初手で対面したミミッキュが初ターンからZ技を消費してくれることがほとんどだったため、カバルドンでの受けが比較的安定した。
物理受け、クッション、こちらの起点作りといった役割を担っているので選出率はほぼ100%だった。
性格:陽気
実数値:167(108)-169(148)-131-×-105-167(252)
技構成:ドラゴンクロー/フレアドライブ/竜の舞/羽休め
組み始めのカバルドン+ゲッコウガではロトムやナットレイの処理が面倒であるため、それらに対して強いリザードンを採用。
後述の霊獣ボルトロスがコケコに強い型ではないので、コケコの処理をリザードンに任せることも多々あった。
相手視点だとリザードンがYに見えるらしく、何度かY読みの行動を取られることがあった。
Sのラインは陽気メガバシャーモが一定数いたことや、鬼火+羽休めの陽気リザードンの増加によりこちらも最速とした。
技構成は打ち分けができるドラゴンクロー、最大火力のフレアドライブ、積み技の竜の舞、テッカグヤ入りに対してサイクル負けしないための羽休めの4つ。
性格:陽気
実数値:167(92)-187(172)-173(20)-×-131(4)-173(220)
カプ・テテフに対して強く対面性能が高いメガ枠としてメタグロス。このポケモンでカプ・テテフを見ることがほとんどだったためHPの管理が非常に重要だった。
技を命中安定で固めることによって運負けの要素を減らしつつ、技の範囲を広げることで多くの相手に対して打ち合うことができた。バレットパンチが無くて困った場面は特に無かったのでこの構成で良かったと感じた。雷パンチの枠は岩石封じか岩雪崩にすることも考えたが、1900台以降はリザードンの個体数が激減していたため雷パンチを採用した。
ゲッコウガを見て初手に出てくる襷キノガッサはアイアンヘッドの怯みで突破するか、怯まなくても数値で耐え切って突破するかのどちらかだったので対面からほぼ確実に突破することができた。
雷パンチを警戒してメガシンカするギャラドスがほとんどだったため、ギャラドスは後述のゲッコウガと合わせることで楽に処理することができた。
霊獣ボルトロス@格闘Z
性格:臆病
実数値:161(52)-×-92(12)-189(188)-101(4)-168(252)
技構成:10万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/悪巧み
後述のウツロイドが誘う鋼タイプ+構築単位で誘うポリゴン2に一貫する格闘タイプの技を採用した霊獣ボルトロス。
高速移動を持った電気Zの霊獣ボルトロスがシーズン3終盤に流行っていたからか、格闘Zレボルトのマークを薄くしている相手がそこそこいたためそのような試合は楽に勝てることが多かった。
気合玉は本来命中不安であるが、格闘Zを持たせることにより1度だけ必中の強化技となるのでZ技を打つタイミングをよく考えることが重要だった。
ゲッコウガ@拘りスカーフ
性格:控えめ
実数値:147-×-88(4)-170(252)-91-174(252)
技構成:波乗り/悪の波動/冷凍ビーム/草結び
構築と非常にマッチした拘りスカーフ持ち。
舞ったメガギャラドス、CS催眠ゲンガーを上から処理することができるスカーフゲッコウガが刺さっていると感じ採用。構築にウツロイドが同居しているからかスカーフが全く警戒されない印象を受けた。
ごく稀にいた雨パもゲッコウガをラグラージに合わせることで倒すことができた。
相手の構築にゲッコウガがいると高確率で初手に来るため、相手のゲッコウガはこちらも初手にゲッコウガを合わせることで処理していた。
相手の高速アタッカーに奇襲をかけることができたり、メタグロスが誘う物理受けを崩すことができたりと非常に器用なポケモンだった。
ウツロイド@黒いヘドロ
性格:臆病
実数値:205(164)-×-67-159(92)-151-170(252)
技構成:パワージェム/毒々/身代わり/守る
前から興味があって使いたかった型のウツロイド。
メタグロスが誘うポリゴン2を非常に安定して処理することができる枠として採用。
他にもカバルドンの砂と合わせることで特防の上昇を狙うこともできたり、毒々が必中だったことが強みだった。
ポリゴン2+ガブリアスというような選出をされた場合、ポリゴン2に対して身代わりから入ることで後出しされるガブリアスに対して毒々を打つターンに行動順を把握することができる。ガブリアスがスカーフだった場合はカバルドンに引くことで2サイクル目で嵌めることができ、そうでない場合はそのまま嵌めていく。
ウェポンはパワージェムのみとなっているが、ウルガモスやリザードンに対する削りが必要な場面が多かったことやヘドロ爆弾を打ちたい機会がそれほど無かったためあまり問題なかった。
身代わりは地球投げを1回、Cにあまり振っていないメガフシギバナのギガドレインを確定で耐える程度。そのためメガフシギバナは光合成とギガドレインのPPを枯らすことで安全に処理することができた。
[基本選出]
メガ+カバルドン+1
受けループのような構築以外基本的にはこの選出をすることがほとんどで、2000台からはメガ枠の選出がメタグロス>リザードンだった。
呼ぶポケモンを見極め、適切に選出し処理する必要があった。
[まとめ]
7世代でカバリザXのスタンパというのをほとんど見かけなかったので、勝てる並びをシーズン2中盤以降1から自分なりに考えこのような結果を出すことができて良かったです。
そしてほとんど命中安定技を採用していたおかげで運負けが少なく、安定して戦うことができました。
立ち回り方も6世代の時に多かったカバリザの並びのカバルドン+リザードン+ガルーラ+ボルトロス+ゲッコウガ+ギルガルドに非常に似ていたため個人的にかなり使いやすかったです。
しかし、シーズン4に現れたカバリザで最も重い並びのバトンバシャーモ+カプ・レヒレに対しては相当な苦戦を強いられたのでこの並びに対してもっと厚くする必要性を感じました。
アシレーヌに対しては一体で削って裏で処理、カバルドンで相手の交代際に欠伸を入れるなどして処理していましたが、このポケモンもかなり重かったように感じました。
最終日1週間前からレートに潜り始め、2100に乗ったのが最終日の朝5時前だったので乗ってすぐ保存しました。来期はもっと早期からレートに取り組み、2100から潜ることを目標に頑張りたいです。
[戦績]
TN:にとろ 最高/最終レート2106(50位)
久しぶりの2100、最終2桁順位で嬉しいです。
〜Special Thanks〜
最終日近辺に通話してくれた皆
シーズン2にこの構築の原案を一緒に考えレート2100まで使用してくれたクミンさん
雷パンチを持ったメタングをくれたステラさん
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何かあればブログのコメントかTwitter(@Nitropoke)までお願いします。
※追記(8/14)
この構築でシングル厨の集い17位タイ(ベスト24)でした。