こんにちは。にとろというHNでTwitterやポケモン等しています。
[6世代]
シーズン16:最高/最終レート2156(最終38位)
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[7世代]
シーズン4:最高/最終レート2106(最終50位)
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[オフでの戦績]
第1回九州シングルFESTA 優勝
TSV共有、ブログリンク等は一言頂ければ対応します。
【はじめに】
こんにちは、にとろです。シーズン14お疲れ様でした。シーズン14は期間が長かったということもあり、久しぶりに真面目に対戦に取り組んだため構築記事を書きました。
【並び】
【構築経緯】
リザグロスを使用するにあたって、対面的な動きが最も強いと感じ、襷テテフ始動の構築を組んだ。しかし、数的不利から始まる試合が非常に多く勝ちきれなかったため、襷枠をゲッコウガにシフトしたところ、使用感が非常に良かったため最終日まで使用した。最後まで使用した構築は、各々の選出誘導力を最大限活用し、五分以上で戦えてかつ安定して立ち回ることができる選出をぶつけ、数的有利を取ることを意識して組んだ。
【個体紹介】
特性:砂起こし
性格:腕白
実数値:215(252)-132-187(252)-×-93(4)-67
技構成:地震/氷の牙/欠伸/怠ける
・HB振り切り
相手のガルーラ、クチート、メタグロス、ミミッキュを受けることができるHBカバルドンを採用。メタグロスに関しては草結びを搭載している個体が少なからず存在していることから、余裕があれば周りで処理することを意識していた。
欠伸で対面操作ができることから、欠伸ループに持ち込んでナットレイやテッカグヤが繰り出されるタイミングでリザードンを合わせることで非常に有利な状況に持ち込むことができた。
特性:猛火→かたいツメ
性格:意地っ張り
実数値:169(124)-198(236)-132(4)-×-106(4)-138(140)
技構成:逆鱗/フレアドライブ→雷パンチ/剣の舞/ニトロチャージ
・+2「逆鱗」でH212-B171のカバルドンが75%で1発
・C200カプ・テテフのサイコフィールド下「サイコキネシス」を最高乱数切って耐える
・A143ミミッキュの「ミミッキュZ」+「影うち」を両方最高乱数以外耐える
削った相手や眠らせた相手を起点に場を荒らすことができる剣の舞+ニトロチャージを搭載したリザードンX。剣の舞後の攻撃によるカバルドンやドヒドイデへのダメージ量を期待して性格は意地っ張りとした。実数値は、組み始め時点では171-198-131-×-105-137だったが、速いレヒレが増加傾向に感じたため、素早さのラインは素で準速レヒレを抜くことができ、一加速後にメガミミロップを抜くことができる上記の調整に変更した。
雷パンチは受け出されるギャラドスやレヒレに対しての打点となり、ゲッコウガやカバルドンを通す動きを評価して採用。受け出される相手に刺さるということもあり強力だったが、ギルガルドやミミッキュに対してフレアドライブを打ちたい機会も多々あり、一長一短だと感じた。
カプ・テテフ@拘りスカーフ
特性:サイコメイカー
性格:控えめ
実数値:145-×-95-200(252)-136(4)-147(252)
技構成:サイコキネシス/ムーンフォース/シャドーボール/サイコショック
・CS振り切り
リザードンやメタグロスと組ませやすく、スイーパーとして優秀なスカーフテテフを採用。カバルドンと電気タイプが対面した際、このポケモンに引くことで切り返しを行うことができた。最終盤は電気タイプ入りはヒトムグロスしか見かけず、カビゴン+鋼タイプ入りの構築が増えていたため選出しづらかった。
フィールドを貼ることで、メガクチートに対して不意打ちを打たせずに処理することができたり、欠伸が入っているレヒレに対してフィールドを貼り替えて眠らせたりとこのポケモンを採用したからこそ得られる恩恵が多かった。
特性:クリアボディ→かたいツメ
性格:意地っ張り
実数値:171(124)-209(196)-171(4)-×-135(36)-149(148)
技構成:アイアンヘッド/アームハンマー/地震/バレットパンチ
・C222メガゲンガーの「シャドーボール」を87.5%で耐える
・A156ミミッキュの「Zシャドークロー」を最高乱数切って耐える
・準速ミミッキュ抜き
2体目のメガシンカ枠として多くのポケモンとの打ち合いに強いメタグロスを採用。リザードンを選出することが難しいヒードラン入りやポリクチの並びによく選出していた。配分に関しては、初手でCSメガゲンガーと対面した場合を考慮し、よくある意地グロスの配分をベースに少しDに割いた。アームハンマーはカビゴン、ポリゴン2、ナットドランの並びに対する打点として必須だと感じた。
シーズンを通してスカーフヒードランやカウンター持ちのカビゴンが一定数存在しており、それらにメタグロスを突破されてしまうと負けに直結するため、初手から出てきた場合はある程度警戒して対戦に臨む必要があった。
特性:化けの皮
性格:意地っ張り
実数値:155(196)-143(156)-119(148)-×-126(4)-117(4)
技構成:シャドークロー/じゃれつく/剣の舞/影うち
・A特化メガバシャーモの「フレアドライブ」を最高乱数切って耐える
ストッパーや詰めとして優秀な耐久振りミミッキュを採用。持ち物はギャラドスやボーマンダを意識してミミッキュZ。このポケモンが唯一のZ枠ということもあり、選出率は高かった。
シャドークローは命中安定かつギルガルドの処理を早めるために採用。オニゴーリを意識して呪いの採用も検討したが、前述の理由からシャドークローにすべきだと感じ採用を見送った。
ゲッコウガ@気合の襷
特性:激流
性格:控えめ
実数値:147-×-87-170(252)-92(4)-174(252)
技構成:熱湯/冷凍ビーム/水手裏剣/挑発
・CS振り切り
ここまでで重い地面タイプや初手のステルスロック展開を咎めることができるポケモンとしてゲッコウガを採用。組み始めは命の珠を持たせていたが、前のめりな対戦になることが多かったため、行動保証を持たせられる気合の襷とした。
激流下での熱湯や水手裏剣の強さはもちろんのこと、冷凍ビームは激流が見えたあとに死に出しされるボーマンダへの打点となり優秀だった。挑発はあまり使用しなかったので他の技に変更するべきだった。
【戦績】
TN:にとろ
最高レート:2099/最終レート:2003
ガルーラ+カバルドン+ゲッコウガという選出をすることで対面構築に対して安定した勝率を稼ぐことができる。
しかし、この並びの最大の弱点は冷凍ビームを搭載したガルーラに対して圧倒的に弱いところ。そこで初手ガルーラミラーで居座りやすい、メガ後に猫騙し+捨て身タックルを耐えてドレインパンチで倒すガルーラ入りのこの並びが考案された。
だが、そのガルーラが認知されてからは、初手ガルーラミラーで相手が放つ猫騙しのダメージ量でこちらの型がおおよそ把握されクレセリアに引かれてしまうことが多かった。
そのため、「ガルーラミラーで猫騙しを打ってからクレセリアに引く」ことを利用したガルーラが強いと感じ、ガルクレセに対しても無理なく選出できるカバガルゲッコウガを考えたがその頃にはORASレートが終わっていた。
[個別解説]
ガルーラ@ガルーラナイト
特性:精神力→親子愛
性格:意地っ張り
実数値:191(84)-192(236)-134(108)-×-130(76)-119
技構成:秘密の力/冷凍パンチ/ドレインパンチ/噛み砕く
※S個体値29
ガルーラミラーで居座りやすく、裏のゴツメ持ちに対しても柔軟に対応できる精神力ドレインパンチガルーラ。
初手ガルーラミラーで猫騙しを打たれてもこちらはメガせずドレインパンチを打つことで相手のガルーラを削ることができ、そのダメージ量でASと判断できれば秘密の力を押すことでガルーラ居座りとクレセリア引きに両対応することができる。
対面構築のガルーラはグロウパンチを搭載していることが多かったので対面構築に対してはメガシンカのタイミングをよく考えることが重要だった。
不意打ちではなく冷凍パンチを採用している理由として相手のランドロスや終盤増加したカイリューが面倒だと感じたため。この構成でもガブリアスは問題なく倒せるため先制技が必要な場面以外はあまり気にならなかった。
秘密の力×2+噛み砕くでクレセリアを倒すことができるが、裏にはゲッコウガがいるため初手ガルーラミラーではメガせずドレインパンチ→メガしてドレインパンチが安定かもしれない。
こちらの初手にゲッコウガが出てくることを考えると相手は初手にゲンガーを置きづらく、比較的交代際のゲンガーに噛み砕くを当てやすかった。
特性:砂起こし
性格:腕白
実数値:215(252)-132-187(252)-×-93(4)-67
技構成:地震/岩石封じ/欠伸/怠ける
一般的なHBカバルドン。
メガバシャーモに対して後出ししたい場面が多かったのでHDではなくHB。
こちらのガルーラが相手の冷凍ビームを搭載したガルーラに対して強いため非常に扱いやすかった。
対面構築に多く採用されていた剣舞ファイアローに対する安定打点として岩石封じを採用している。
グロウパンチ+秘密の力を搭載したガルーラに対して切り返せることや、剣の舞を搭載したラムバシャーモが多かったためカバルドンの需要が高かったように感じた。
ゲッコウガ@拘り眼鏡
特性:変幻自在
性格:臆病
実数値:147-×-88(4)-155(252)-91-191(252)
技構成:波乗り/悪の波動/冷凍ビーム/草結び
クレセリア、スイクン、カバルドンがガルーラに対して後出しされた場合はゲッコウガを繰り出し、ゲッコウガに対して受からない状況を作って相手の選出を崩壊させる。
瞑想スイクンに対してはゲッコウガ+ガルーラの2体を上手く回して処理することを念頭に立ち回る。
ゲッコウガミラーが面倒だったので拘りスカーフを持たせるのも一考。
たまに6世代のフレ戦やランダムフリーを仲のいい人を数人誘ってやるのも楽しいと思うので是非やってみてください。
こんにちは、にとろです。
シーズン4お疲れ様でした。久しぶりに2100に乗ることができたので構築記事を書くことにしました。
並びはこちら
[構築経緯]
メガゲンガーの催眠術や、メガギャラドスの滝登りによる怯みで負けることを嫌ったため、スカーフゲッコウガを採用することで上から確率を押し付けて勝つ構築に対して負けないようにした。
そしてシーズン4からメガバシャーモが解禁されたため、比較的安全に受けきることができるHBカバルドンを採用し、この2体から組み始めた。
組み始めは6世代のカバリザの並びになったものの上手く勝ち切れなかったため、構築を改めて考え直してみた時にシーズン2に考えた構築のラストピースに毒々ウツロイドが当てはまるのではと急に思いつき、実際にレートに潜ってみたところスムーズにレートを伸ばすことができた。
[個別解説]
性格:腕白
実数値:215(252)-132-187(252)-×-93(4)-67
技構成:地震/氷の牙/欠伸/怠ける
メガバシャーモの台頭によりHDでは飛び膝蹴りが受からないのでHBでの採用。
技構成は最大火力の地震、ランドロスや身代わりを採用したメガボーマンダに対しても有利に立ち回ることができる氷の牙、相手を流したり裏の起点にするための欠伸、回復ソースの怠けるの4つ。
欠伸、氷の牙の枠はバトン系統が多かったのでステルスロック、吹き飛ばしの方が良かったかもしれない。
メタグロスやゲッコウガと初手で対面したミミッキュが初ターンからZ技を消費してくれることがほとんどだったため、カバルドンでの受けが比較的安定した。
物理受け、クッション、こちらの起点作りといった役割を担っているので選出率はほぼ100%だった。
性格:陽気
実数値:167(108)-169(148)-131-×-105-167(252)
技構成:ドラゴンクロー/フレアドライブ/竜の舞/羽休め
組み始めのカバルドン+ゲッコウガではロトムやナットレイの処理が面倒であるため、それらに対して強いリザードンを採用。
後述の霊獣ボルトロスがコケコに強い型ではないので、コケコの処理をリザードンに任せることも多々あった。
相手視点だとリザードンがYに見えるらしく、何度かY読みの行動を取られることがあった。
Sのラインは陽気メガバシャーモが一定数いたことや、鬼火+羽休めの陽気リザードンの増加によりこちらも最速とした。
技構成は打ち分けができるドラゴンクロー、最大火力のフレアドライブ、積み技の竜の舞、テッカグヤ入りに対してサイクル負けしないための羽休めの4つ。
性格:陽気
実数値:167(92)-187(172)-173(20)-×-131(4)-173(220)
カプ・テテフに対して強く対面性能が高いメガ枠としてメタグロス。このポケモンでカプ・テテフを見ることがほとんどだったためHPの管理が非常に重要だった。
技を命中安定で固めることによって運負けの要素を減らしつつ、技の範囲を広げることで多くの相手に対して打ち合うことができた。バレットパンチが無くて困った場面は特に無かったのでこの構成で良かったと感じた。雷パンチの枠は岩石封じか岩雪崩にすることも考えたが、1900台以降はリザードンの個体数が激減していたため雷パンチを採用した。
ゲッコウガを見て初手に出てくる襷キノガッサはアイアンヘッドの怯みで突破するか、怯まなくても数値で耐え切って突破するかのどちらかだったので対面からほぼ確実に突破することができた。
雷パンチを警戒してメガシンカするギャラドスがほとんどだったため、ギャラドスは後述のゲッコウガと合わせることで楽に処理することができた。
霊獣ボルトロス@格闘Z
性格:臆病
実数値:161(52)-×-92(12)-189(188)-101(4)-168(252)
技構成:10万ボルト/目覚めるパワー氷/気合玉/悪巧み
後述のウツロイドが誘う鋼タイプ+構築単位で誘うポリゴン2に一貫する格闘タイプの技を採用した霊獣ボルトロス。
高速移動を持った電気Zの霊獣ボルトロスがシーズン3終盤に流行っていたからか、格闘Zレボルトのマークを薄くしている相手がそこそこいたためそのような試合は楽に勝てることが多かった。
気合玉は本来命中不安であるが、格闘Zを持たせることにより1度だけ必中の強化技となるのでZ技を打つタイミングをよく考えることが重要だった。
ゲッコウガ@拘りスカーフ
性格:控えめ
実数値:147-×-88(4)-170(252)-91-174(252)
技構成:波乗り/悪の波動/冷凍ビーム/草結び
構築と非常にマッチした拘りスカーフ持ち。
舞ったメガギャラドス、CS催眠ゲンガーを上から処理することができるスカーフゲッコウガが刺さっていると感じ採用。構築にウツロイドが同居しているからかスカーフが全く警戒されない印象を受けた。
ごく稀にいた雨パもゲッコウガをラグラージに合わせることで倒すことができた。
相手の構築にゲッコウガがいると高確率で初手に来るため、相手のゲッコウガはこちらも初手にゲッコウガを合わせることで処理していた。
相手の高速アタッカーに奇襲をかけることができたり、メタグロスが誘う物理受けを崩すことができたりと非常に器用なポケモンだった。
ウツロイド@黒いヘドロ
性格:臆病
実数値:205(164)-×-67-159(92)-151-170(252)
技構成:パワージェム/毒々/身代わり/守る
前から興味があって使いたかった型のウツロイド。
メタグロスが誘うポリゴン2を非常に安定して処理することができる枠として採用。
他にもカバルドンの砂と合わせることで特防の上昇を狙うこともできたり、毒々が必中だったことが強みだった。
ポリゴン2+ガブリアスというような選出をされた場合、ポリゴン2に対して身代わりから入ることで後出しされるガブリアスに対して毒々を打つターンに行動順を把握することができる。ガブリアスがスカーフだった場合はカバルドンに引くことで2サイクル目で嵌めることができ、そうでない場合はそのまま嵌めていく。
ウェポンはパワージェムのみとなっているが、ウルガモスやリザードンに対する削りが必要な場面が多かったことやヘドロ爆弾を打ちたい機会がそれほど無かったためあまり問題なかった。
身代わりは地球投げを1回、Cにあまり振っていないメガフシギバナのギガドレインを確定で耐える程度。そのためメガフシギバナは光合成とギガドレインのPPを枯らすことで安全に処理することができた。
[基本選出]
メガ+カバルドン+1
受けループのような構築以外基本的にはこの選出をすることがほとんどで、2000台からはメガ枠の選出がメタグロス>リザードンだった。
呼ぶポケモンを見極め、適切に選出し処理する必要があった。
[まとめ]
7世代でカバリザXのスタンパというのをほとんど見かけなかったので、勝てる並びをシーズン2中盤以降1から自分なりに考えこのような結果を出すことができて良かったです。
そしてほとんど命中安定技を採用していたおかげで運負けが少なく、安定して戦うことができました。
立ち回り方も6世代の時に多かったカバリザの並びのカバルドン+リザードン+ガルーラ+ボルトロス+ゲッコウガ+ギルガルドに非常に似ていたため個人的にかなり使いやすかったです。
しかし、シーズン4に現れたカバリザで最も重い並びのバトンバシャーモ+カプ・レヒレに対しては相当な苦戦を強いられたのでこの並びに対してもっと厚くする必要性を感じました。
アシレーヌに対しては一体で削って裏で処理、カバルドンで相手の交代際に欠伸を入れるなどして処理していましたが、このポケモンもかなり重かったように感じました。
最終日1週間前からレートに潜り始め、2100に乗ったのが最終日の朝5時前だったので乗ってすぐ保存しました。来期はもっと早期からレートに取り組み、2100から潜ることを目標に頑張りたいです。
[戦績]
TN:にとろ 最高/最終レート2106(50位)
久しぶりの2100、最終2桁順位で嬉しいです。
〜Special Thanks〜
最終日近辺に通話してくれた皆
シーズン2にこの構築の原案を一緒に考えレート2100まで使用してくれたクミンさん
雷パンチを持ったメタングをくれたステラさん
ここまで読んでいただきありがとうございました。
何かあればブログのコメントかTwitter(@Nitropoke)までお願いします。
※追記(8/14)
この構築でシングル厨の集い17位タイ(ベスト24)でした。
直近の大会などで可能性を感じたポケモン
霊獣ボルトロス@デンキZ
性格:臆病
実数値:161(52)-×-92(12)-189(188)-101(4)-168(252)
技構成:10万ボルト/めざめるパワー氷/挑発/悪巧み
C:「スパーキングギガボルト」+「10万ボルト」でD4振りカプ・コケコを確定
HB:陽気ガブリアスの「逆鱗」を確定耐え
電気の一貫を切りつつ、挑発でカバルドン展開を止めるポケモンとして採用。
他にも、毒々/地震/身代わり/守るのような技構成のグライオンを完封したり、受けループに対して強かったりと非常に使いやすかった。
持ち物は対面からアシレーヌ、カプ・レヒレ、リザードンYを倒すことができるデンキZで確定。
欠点としてトレースポリゴン2やマンムーに対して何もできないところが挙げられるので、周りで補っていきたい。
[構築経緯]
今回はカバルドン+ガルーラ+ゲッコウガから組み始め、リザードンを補完として採用した形の構築です。
「冷凍ビーム」を所持したガルーラや所謂厨パと呼ばれる6体の並びに対して、Twitterで話題になっていた「ドレインパンチ」を搭載したガルーラが刺さるのではないかと考えて構築を組みました。
[個別解説]
腕白
努力値 HB252 D4
実数値 215-132-187-*-93-67
技構成 地震/岩石封じ/欠伸/怠ける
HBに振り切ることでガルーラやゲッコウガが強力な物理アタッカーと対面しても安定した引き先になることができる。特に拘りスカーフを所持したガブリアスが後手から出てくることが多く、削りを入れつつ安全に受けることができた。
「岩石封じ」は相手することが多い「剣の舞」持ちのファイアローや相手のSを下げることができるため重宝した。具体的には、死に出しからラムの実を所持したウルガモスやカイリューが積みに来ることが非常に多く、Sを下げることで確実に裏で処理することができた。
ファイアローに対してはまずカバルドンから入り、「鬼火」+「羽休め」の有無を確認してから回復のタイミングでリザードンや「空元気」持ちのガルーラを合わせることで処理していた。
陽気
努力値 H108 A212 S188
実数値
メガ前 167-131-98-*-105-158
メガ後 167-177-131-*-105-158
技構成 ドラゴンクロー/フレアドライブ/竜の舞/羽休め
カバガルの並びをリザードンYで対策する構築が一定数見られたため、そのような構築に対し刺すことができるリザードンXを採用。ゲッコウガやカバルドンをナットレイで見ている構築に対して滅法強く、ガルーラとの相性も非常に良かった。残飯ナットレイに対しては「羽休め」のPPが切れるまで居座り続けることができるため、選出段階でガブリアスが見えていた場合には「ドラゴンクロー」を打つこともあった。
Sのラインは最速ランドロス抜きとなっているが特に困ったことは無かった。
ガルーラ@ガルーラナイト
意地っ張り
努力値 H132 A148 B228
実数値
メガ前 197-147-129-*-100-110
メガ後 197-180-149-*-120-120
技構成 空元気/冷凍パンチ/ドレインパンチ/噛み砕く
ガルーラをカバルドンで見ようとして冷凍ビームで倒されてしまっては本末転倒なので、ガルガル対面で居座ることができる「ドレインパンチ」を搭載したガルーラを採用した。相手が初手にゲッコウガに強い駒を選出して対面処理を狙ってくることが多く、「噛み砕く」を搭載することでそのポケモンの裏に控えているゲンガーに対して当てることができれば簡単に勝つことができた。
別の型を使用していた際に、ガルーラミラーからカバルドンに引き、次のターンに「冷凍ビーム」を打たれる機会が非常に多かったため、ガルーラミラーで居座ることができるこの型は構築にぴったりと嵌った。高レート帯ではガルクレセに猫騙し→クレセリア引きの動きをされることが多かったので特性を「精神力」にし、「秘密の力」を搭載したガルーラの方が終盤の環境に刺さっていたと感じた。
ボルトロス@オボンの実
臆病
努力値 H140 B16 C100 S252
実数値 172-*-92-158-100-179
技構成 10万ボルト/めざめるパワー氷/挑発/悪巧み
害悪やギミック、ヌオー入り以外の受けループに強い挑発悪巧みボルトロス。型が読まれることがまず無かったため、純正受けループや終盤に突然増加するボルトゴーリに対して安定して勝ちを拾うことができる点が非常に優秀だった。
特に「挑発」が強く、相手がギルガルド1体になった場合に挑発を打って裏のポケモンで択無しで倒すなど、使い方を応用することで勝ち筋を増やすことができた。他にも「悪巧み」を積むことで指数受けを崩したり、サイクルの中で地面の一貫を切るために選出していた。
ゲッコウガ@拘り眼鏡
臆病
努力値 CS252 B4
実数値 147-*-88-155-91-191
技構成 波乗り/悪の波動/冷凍ビーム/草結び
ラムゲッコウガでは遅いガルーラが苦手とするサザンドラを一撃で倒せないなど火力不足が否めなかったため、クレセリアやカバルドン入りに対して崩しの駒となれる拘り眼鏡を持たせたゲッコウガを採用。厨パやガルクレセに多く採用されていた「瞑想」持ちのスイクンに対してはガルーラと同時に選出することで処理していた。
有利対面から相手を崩せたり、後発から一貫した技で抜いていけることがこのポケモンの強みであると感じた。
当然信用可能ゲッコウガのように対面からスカーフガブリアスを倒すことは出来ないため、そのような対面になった場合はカバルドンで受ける必要がある。
ギルガルド@食べ残し
控えめ
実数値 161-49-171-86-172-108
技構成 シャドーボール/毒々/身代わり/キングシールド
性質上ガルーラが指数受けを突破することを困難としているので相手の指数受け入りのサイクルを崩せる毒ガルドを採用。竜や妖の一貫を切り、「毒々」でサイクルを有利にすることができた。ポリゴン2、眼鏡ニンフィア、ヘラクロス、キノガッサなどカバガルゲッコウガの並びで面倒な相手に刺していく。
あまり選出しなかったが、狙った構築に対しては全て勝つことができたので強力だった。
[まとめ]
シーズン13と同じ並びでもう一度2100に来れて最高レートも大きく更新できたので良かったです。
シーズン最終日は前日に2016から潜り、少し溶かして1950辺りからのスタートでしたが、カバガルゲッコウガの並びがよく刺さり勝ちを重ねることができました。
害悪や受けループに対してもボルトロスをキーとして選出すれば心穏やかに戦えたので安定してレートを上げることが出来る構築になったと思います。
[基本選出]
メガ枠+カバルドン+@1
メガ枠+ギルガルド+@1
[戦績]
シングルレート
TN:Flame♡Charge 最終レート:2112(102位)
TN:にとろ 最終レート:2156(38位)
第1回ぽわおふ
ブロック1位抜け(8-1) ベスト8
ここまで読んでくださった方、シーズン16で当たった方、ありがとうございました。
何かあればコメントかTwitter(@Nitropoke)まで